2ntブログ
新たなるエロ伝説シリーズです。
(ま、伝説と言えるかどうか・・・)


私が20代後半の時の話です。
当時の仕事上、東北のある県に2ヶ月に1度出張しておりまして。
出張先での仕事場は凄い山奥にあり、朝一から仕事を始める為に、その県の都市に前日入りし、翌早朝に高速バスで山奥まで移動しておりました。
その日も前日入りした私は、フラフラと街を。
で、テレクラを見つけたんです。その名も「OOOO館」。
他のテレクラも2つあったんですが、どちらもチェーン店。
「OOOO館」は、そのネオン看板の文字もどこかダサく(笑)、たたずまいも地元密着・家庭的~な雰囲気がして・・・で、入ってみました。

「いらっしゃい」
「どうも・・」
中に入ると、40代くらいの男性が1人・・・店長です。
店長「ココは初めてですか?」
私「そうですね」
店長「うちのシステムは取り次ぎ制で、部屋順に回していきますから」
今のテレクラはどうなってるか判りませんが、私、早取り制は苦手でして。取り次ぎ制で良かったぁと、当時。
周りを見ると、ブースみたいに仕切られた部屋(部屋の壁の上の方は仕切られてない)が6つくらい。
私「今、何人くらい入ってるんですか?」
店長「2人ね」
う~ん、どうなんだろ?ココは?
半信半疑で周りを見渡すと・・・
何やら約10㎝四方の小さな紙がいっぱい壁に貼ってある?
ん?{皆さんの情報をお願いします}と紙の上にあり、
紙の群は大きく4つに区分されてる。
{美味}{普通}{最悪}{珍味}・・・?
それぞれの紙に出会った日時・場所・内容がビッシリと。
そうかぁ・・このテレクラを使った男達の評価なんだぁ・・・
紙が一番多かったのは{普通}。
で、多さは{最悪}{美味}{珍味}と続く・・・
なんか、リアルな結果だぁ・・・・
{最悪}には「XXという25歳の女には気を付けろ。」とか警告的な事も。
何か、面白いぞぉぉぉぉ。
私は、全ての紙を見て・・・特に{美味}と{珍味}は熟読しまして・・で、店長が「それ、良いでしょ。お客さんは仲間意識ある人ばかりで」と。
普通テレクラは、女性の争奪戦。仲間意識なんて・・・しかし、この店は違いましたね。男性みんなが{穴兄弟OK}的な感覚で。
気に入った。決めた、この店に。
私は入場金を払うと(会員価格とかは無いです)、部屋に。
この店、待ってる間のビデオ鑑賞とかも出来ない、そう部屋は椅子とノートと鉛筆とファイルだけ。
ファイル・・・これが凄い。客の評価紙や店長の受話(取り次ぎ制ですから)などのデータに基づき、何曜日の何時にどんな女性が多いかをグラフ化して表示。他にも店長独特の色んなデータ取りが網羅されていたんです。何か、凄い。
15分経っても電話が取り次がれず、しかも他の2人の客の取り次ぎもされた形跡が無かったので、そっと部屋を出てみました。
私「あのぉ」
店長「はい?」
私「電話もかかってこないみたいなので、(店長)とお話ししても良いですか?」
店長「どうぞ、どうぞ・・・あ、ココ(受付場所)に入ってきたら?」
で、その後、店長と盛り上がりまして。

店長は東京でPC関係の会社にいたんですが、脱サラし、実家のあるコノ県に戻りテレクラを始めたと・・・だから、何か凄いんだ、データ取りが。
しかも、驚いたのは・・・イタ電対策でもあるんですが、掛けてきた電話番号が判るのは勿論、何とどこの場所から掛けてきたのかも瞬時に判るシステムを組み込んでいるんです。警察の逆探知みたいな・・・。凄いテレクラ(笑)。
あんまり酷い悪戯には、店長から逆に電話し、注意を促す(多少脅す/笑)らしいんですね。
メリットとして、客が外出する前に店長は「どこで会うって言ってました?」と聞くらしい。例えば「OO公園で10分後」って客が応えると「お客さんが会話した女性ね、OO公園には少なくとも1時間かかると思うよ。XX山過ぎた所から掛けてきたから。だから嘘かも。」とか「うん、OO公園の近くのローソンの電話ボックスからだから、大丈夫でしょう」とか教えてくれるらしい。
なんて、良心的なテレクラ(笑)。
私たちが会話中に外出から帰ってきたと思われるお客が、わざわざ戻ってきて例の評価紙に書き込み壁に貼って(確か{普通}のところに貼ってた)、「どうも~」と店長に言い残し店を出ていったんです。
なんて、フレンドリーなテレクラ、そしてナイスな客(笑)。
店長との会話も弾み終いには私は、別に出会わなくてもイイや、雰囲気が楽しいもん、みたいな感覚になってきましたね(笑)。

30分くらい過ぎた頃でしょうか・・・店長の近くの電話が鳴る・・・
で、私の方を見て「次、お客さん(私)だけど・・・この電話の女性・・ある意味有名で・・・人によって面白かったっていう人いるんだけど・・どうします?」と、店長。
????と私が絶句してると・・・
店長「あの{珍味}のサオリって女性の所を見てきて」
私は受付ブースからダッシュし、壁の紙を探しました。
サオリ、サオリ・・・・あった。

{女はサオリ。マニア受けかも。私は良い経験したと思います。とにかく一度は味わって下さい}みたいな紙を見つけました。
なんて情報・・・判断しにくい(笑)
ええい、いってしまえ。
私は店長にOKサインを出しました。
店長「部屋にまわしますね」
部屋にダッシュの私。
ベルが鳴ってる・・・
私「はぁはぁ・・・もしもし・・・」

さぁ、冒険の始まりです・・・・

次回に続く・・・・・